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これは、東京在住の一介のオタク「たけぞう」の奮闘記録である。
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ウグイスカグラの「紙の上の魔法使い」というゲームをクリアしました。
2014年12月発売のゲームなので、新しいゲームというわけではないのですが、体験版がかなり面白くて、機会があればやってみたいと思っていました。
なんやかんやあって、今月の頭くらいからプレイし始めて、1週間経たずに全ルートクリアしてしまいました。
で、久々に、感想というか、そういうのを書きたくなるゲームだったので……以下ネタバレ含むため反転。

一言で評すると、面白かったけど、勿体ないゲームだったってとこですかね。
素直に読み進めていると、あらゆるところで良い意味の裏切りに遭います。
かといって、この一見どうでもいいキャラが実は重要人物だったりするのか……!? と思ったら、ホントにどうでもいいキャラだったりw
シナリオライターとの化かし合いに、なかなか勝たせてもらえない。悔しいけど、このシナリオライターすげーわ、と思わされました。

で、個別ルートはまず理央ルートへの分岐、次に妃ルートへの分岐、そして夜子ルートへの分岐、最後にかなたルート、クリソベリルルートと分岐していきます。
私は妃→夜子→理央→クリソベリル→かなたという順でプレイしましたが、割とマシな順番で読めたんじゃないかと思います。
理央ルートはそんなに大きな伏線も無くて、しかも特段後に残しておいても最後に感動を味わえるというタイプのシナリオではないので、ぶっちゃけ何番目でもいい。
問題は妃と夜子と残り二人のシナリオ。
まず、妃は体験版の時点で主人公が最も愛しているキャラ。それは妃ルートへの分岐の時点でも変わらない。真っ先にクリアしてあげたくなります。多分それでいいんです。ライターもそう誘導したかったんじゃないかと思います。結末は救われないように見えるが、それでも愛し合う二人の最期というのは心に来るものがありますし、まだ目的がはっきり判明していないクリソベリルがそれを見て呟く言葉が印象的でした。
で、それを踏まえた夜子ルート。ここで、その時点で最愛の妃への想いを抑えてまで夜子を愛することになる理由が語られます。まあ、納得できるかは人それぞれでしょうが、少なくともそんな夜子ルートの伏線を知った後では、妃ルートのシナリオは純粋に満足できないのではないかと思います。夜子が可愛そうに思えてきてしまうので。
そして、残るかなた・クリソベリルルート。どちらのルートでもかなたと恋人になるわけですが……ここに至るまでは、ポッと出のキャラのくせに、シナリオ後の方まで引っ張るんやなぁと思っていましたが、ある真実が明かされると印象が一変。今まで、このかなたをほったらかして、他のキャラとくっつこうとしてたんか……と。かなたの秘密を知ってしまった後では、かなた以外のヒロインを愛するのは、かなたが可哀想すぎる。
という流れから、妃→夜子→かなた(クリソベリル)の順にクリアするのがいいという結論になり、それを偶然にも実践できて、各ルートを最大限楽しむことができたと思います。

ただ、シナリオとして残念だと思ったのが、グランドエンディングとも言えるクリソベリルルート。
これまで散々読み手を裏切って裏切ってストーリーを展開してきたのに、最後だけ何故か、ラスボスと和解して、ラスボスの過去を知って、「こいつにもこんな背景があったんだなぁ」っていう普通すぎる結末。
最後も本を使ってもう一度こちらを裏切る展開が欲しかったかな……そういう意味で、勿体ない、という感想でした。


まあ、とにもかくにも、このシナリオライターの次作が見てみたいと思わされる一作でした。
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たけぞう
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35
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東京在住。
東京ヤクルトスワローズと聖地巡礼とクレーンゲームを愛するSE見習い。
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